こんにちは、ゆまです。東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催された「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展でキラッキラに包まれてきました。
なんたってティアラ
この展覧会の見どころは、ティアラだと言っても過言ではないでしょう。1870年代〜現代までの様々なティアラが展示されています。これがほんと、たっくさんあるの!
エメラルドを使用したティアラ。繊細な作りとゴロゴロギラギラした宝石が美しくて、思わず見入ってしまいました。
展示室には壁一面に配置されたティアラも。こちらはマイヨショール(銅とニッケルでできた模型)で、いわゆる見本です。こちらを見ながら発注するデザインを決めたのだそう。色々なデザインがあり、これだけでもう圧巻です。
今回の展示では撮影可能な展示室があり、記事冒頭のティアラ達もここで展示されていました。ただし、かなり暗い上に人が並ぶので、綺麗に撮影するのは至難の技でした……。
ナポレオンの時代から現代までを彩るジュエリー
もちろん見どころはティアラだけではありません。ショーメはナポレオンとその妻達の御用達ジュエラーだったそうで、彼らが注文したり使用したりしたジュエリーがたくさん展示されていました。ネックレスやブローチ、リングにブレスレット……。
ペンダントウォッチというものもあって、いわゆる懐中時計なんだと思うのですが、すごく薄くて、装飾が煌びやかで、でも裏側を見るとちゃんと時計なんです。個人的には今でも欲しいし、使ってみたい。懐からすっと取り出して時間を確認したら、とても美しいと思うの。
色々な装飾品に加えてデザイン画もあります。ジュエリーの傍に、実際に身につけた肖像画が展示された場所もありました。昨年開催された「怖い絵」展で「レディ・ジェーン・グレイの処刑」をみた時も感じたのですが、この時代の絵画って宝石や真珠がすごくキラキラしてリアルに描かれているのです。これを描くために技法を磨いたのかしらと思っちゃうくらい。ジュエリー以外も必見です。
LINEを使ったコンテンツ配信
本展覧会では、LINEを通して展示品の紹介や動画を配信してくれるコンテンツがあります。これ、新しいな! と思ったんですけど、お家に持って帰れるコンテンツってうれしくないですか!? 展示室で見たあのジュエリーを360°ぐるっと眺められたりするので超オススメです。
新しい試みなので、なかなか上手くいかないところもあったようで。実は私、展示室では一部受信できなかったのですよね。後で係の方に手動で入れてもらえました。あとで気づきましたが、音声ガイドの番号を入力しても受信できるそうです。
お客さんが少ない日だったのもあるかもしれませんが、事前に丁寧な案内を受けていたので、慌てることなく無事コンテンツのダウンロードができました。困った時は尋ねてみるのが一番ですね。
音声ガイド
音声ガイドは、谷原章介さんと桐谷美玲さんでした。会場がとても暗いので、説明を読む努力をしなくていいのは楽かもしれません。番号の場所がちょっと分かりにくかったのですが、これも事前に説明されていたので気をつけることができました。
会場について
三菱一号館美術館は足音がすごく響くのでヒールの高い靴や踵の硬い靴は要注意です。また、空調がかなり効いていましたが、厚手のボタン付ストールを貸していただけました。こちらがすごく使いやすくて便利でした。
美しいジュエリーを満喫しました
植物や生き物をモチーフにしたジュエリーがとても多くて、私的に見ていてとても楽しかったです。行ってよかった!キラキラ・宝石が好きな方は間違いなくおすすめだと思います。可能なら複数回行きたかったのですが、さすがに広島から東京は遠かったので(笑)、図録を眺めては思い出すつもりです。(図録も分厚くて、綺麗な写真がいっぱいでした。これで2500円はお得すぎる!)
- 「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 1780年パリに始まるエスプリ」
- 会期:2018年6月28日(木)〜9月17日(月・祝)
- 会場:三菱一号館美術館
- 開館時間:10:00〜18:00(金曜、第2水曜、9月10日〜13日は21:00まで)*入館は閉館の30分前まで
- 休館日:月曜日(ただし7月16日、9月10日、9月17日と、トークフリーデーの7月30日、8月27日は開館)